その1の続き

こちらは池島で最も有名な8階建てのアパート。

こんなに立派な建物が今では誰も住んでいない。

1階部分は共同浴場になっていた。
狭い島の中で水は非常に貴重だったことだろう。

5階部分は渡り廊下になっていて、雨でも隣の棟に渡れるようになっていた。

このアパートは非常に静か。
かつては人でにぎわっていただろう。


このアパートだけで一体何人住んでいたのだろう。

渡り廊下の部分。
ガラスも割れてしまっている。

アパートの向かい側にはまた別のアパートが。
本当にここはアパートだらけ。

最近ではイノシシが海を渡ってきて繁殖しているらしい。
至るところにイノシシのワナが仕掛けてあった。

当時の炭鉱労働者の賃金は一般サラリーマンの2倍あったという。
かつて働いていた人たちは今どこにいるのだろう。

三井松島産業の旧社屋。
おそらくだが、あれも現在は廃墟になっている。

こちらからは先ほどの8階建てのアパートの裏側に回ることが出来る。

8階建てアパートにはエレベーターがついていない。
そのため、斜面に沿って建てられており、裏から入れば5階に行けるようになっていた。


これらのアパートがほぼ全て廃墟。
マジですごすぎる。

先ほどの三井松島産業の旧社屋への道。
文字がかすれてしまっているが、「御安全に」と書かれていた。

先ほどの道の続き。
アパートから職場まですぐだっただろう。

ちなみに、裏側には「御苦労さん」と書かれていた。
かすれてしまった文字が悲しい。

繰り返すが、マジで廃墟だらけ。
これだけの数のアパートに誰も住んでいない。

アパートへの入り口も植物に阻まれている。
人がいないとこうなってしまうのか。


ちなみに、アパートの入り口は金具で塞がれていた。
もう誰も住むことはないのだろう。

植物と人工物の融合。
それが廃墟の美しさ。

本当に迫力があるなぁ。
その3へ続く
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