長崎県の廃墟といえば軍艦島が超有名。
しかし、長崎には軍艦島以外にも炭坑の島がある。
1つは崎戸島。数年前まで廃墟のアパート群が残っていたが、残念ながら解体されてしまった。
そして、もう1つ有名なのが、池島である。
軍艦島が狭い島にアパートが密集していたのに対して、池島は比較的広い土地がある。
さらに、池島と軍艦島との決定的な違いは池島にはまだ住人が住んでおり、生活をしているということ。
今でも定期便が出ており、船で渡ることが可能なのだ。

ということで、行ってみることに。
島に上陸してまず目に入るのが巨大なプラントの跡。
これが今では全て廃墟になっている。

島は面積1k㎡弱。
1周歩いて1時間ちょっとというくらいの小さな島だ。

島の港に入ってすぐの場所にもアパートがたくさん。
しかし、向こう側が透けて見える部屋がいっぱいあった。
空き部屋ばっかりなんだろうなぁ。

あちらも空き部屋、こちらも空き部屋。
人とはほとんどすれ違わなかった。
代わりにこの島には猫がたくさんいた。


ロータリーにはブイを利用したマスコットがいっぱい。
可愛いのもあったが、結構不気味なのもチラホラ。
夜中に見たら結構怖いぞ。

さて、島では電動サイクル自転車を借りることが出来る。
料金は1回600円。島内の散策にめちゃめちゃ役立つので、絶対に借りたほうがいいぞ!!

坑道の長さは96kmにも及ぶ。
足尾銅山の1200kmと比べると全然短いが、地下にそんな長さのトンネルがあると考えるとすごいことだ。


道路からも見える場所のあちこちに廃墟が。
閉山になったのは2001年。九州で最後の炭坑であった。

実に見ごたえのあるたくさんの廃墟群。
これらがすべて動いていたのが信じられない。


郷地区
こちらは一軒家がたくさん並ぶ。
集合住宅が多い中、一軒家は比較的裕福な人が住んでいたのだろうか。
軍艦島では裕福な人は高いところに住んでいた。

一軒家も廃墟がたくさん。
この家にも今は人が住んでいないのだろう。

島の上の方は居住エリアになっており、たくさんの集合住宅が並んでいた。
このアパートもほとんどが廃墟になっており、住んでいる人は少ない。


商店街だったであろう場所。
かつては人でにぎわっていたであろう商店街も今ではむなしく佇んでいる。

ここにも廃墟アパートが。
かつて7700人いた住人が157人にまで減ってしまった。
単純計算で7500人分の居住スペースが廃墟になったということか。


池島小中学校。
現在ではたった2人しか生徒がいないらしい。
こんなに広い校舎でわずか2人とか寂しすぎる。


そんな学校の周りも廃墟だらけ。
あっちにもこっちにも廃墟がたくさん。

なんか未来都市のような感じ。
ここにかつて人が住んでいたって頭では分かるのだが実感が湧かない。
その2へ続く
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