前回紹介したの志高ロープウェイの船原山駅。
素晴らしい廃墟の世界を堪能したあとは、対岸の立石山駅に行くことに!!
一体どんな世界が広がっているのだろう?
ワクワクしながら進もうとするが・・・

道が無い!!??
いや、google earthさんのおかげで方向は分かるんだよ。
この方向に進んでいけば道が現れることは分かるんだよ。
しかし、目の前にあるのは完全な崖・・・
行くか・・・行くか・・・!!!
というわけで突入!!!
マジで死ぬかと思いました。
途中でイノシシとアナグマに遭遇。
頭の中に浮かぶのは「遭難」の2文字。
そんな死にそうな悪路(もはや道ではないが)を進むこと20分ほど。
ようやく道が見えてきた!!!

こんな感じの林道だけど、さっきまでの崖より100倍マシ!!
ちなみにこちらから先ほどの崖を見てみると・・・

おれはこんな崖を下ってきたのか・・・
よく生きてたどり着けたな・・・(笑)
ちなみに、船原山駅までの登山とこの崖下りで足はガクガク・・・しばらく筋肉痛が続きました(笑)

さて、ここからはしばらく楽な道が続く。
どうやら車も定期的に通っているようだ。
しかし、ここから更に進むと・・・

再び舗装されていない道へ戻る。
また辛い砂利道が始まるのか・・・

更にしばらく進むとなにやらカバーされた屋根のようなものが現れた。
これは一体・・・?


頭上に巨大なロープが!!
これは間違いなくロープウェイのロープだ!!
この道で間違いないことを確信して安心して進んで行く。

更に進むとロープウェイの鉄塔が見えてきた。
巨大なプーリーが佇んでいる。
廃墟になって18年経つとこんなに植物が生い茂る。

しかし、一方のロープはたるんでしまっている。
どこかで重力に負けて切れてしまったのだろうか。
船原山のゴンドラはちゃんとぶら下がっていたが、立石山のゴンドラは無事だろうか・・・

さらに進むと先ほど以上に植物に覆われた鉄塔も見えた。
植物と人工物との融合。これだから廃墟は素晴らしい。

このあたりから植物の勢いがすごくなってきた。
林道も終点になり、ケーブルが正面に現れる。
ケーブルの指す方角は藪の中だが、頑張って進んでいくと・・・

あったーーーーっっ!!!
これが先ほどの船原山の対岸の駅、立石山駅だ!!!!!!

本日のご乗車まことにありがとうございます。
看板が植物に覆われて見えなくなってしまった。

この建物はロープウェイの動力部分があるため、メチャメチャ大きい建物だ。
高さは3階建て~4階建てくらいの高さだろうか。
別府の街からもよく見える場所にある。

こちらも船原山駅に負けるとも劣らない素晴らしい廃墟だ。
思わず感動して息を飲む。

こちらのゴンドラは完全に沈んでいた。
ケーブルが重さに耐えられなかったのだろう。
ホームの下に落ちてしまっている。

垂れ下がったケーブルが悲しい。
しかし、ゴンドラが現存しているだけでも素晴らしいことだ。

対岸の方もケーブルは垂れ下がっている。
あれ?だとすると船原山のゴンドラはなんでぶら下がってたんだ?
落下防止の装置が途中の鉄塔のプーリーについてるのかな?

こちらも素晴らしい駅舎。
操業当時のことを思い浮かべずにはいられない。

ホームから船原山駅を眺めるが、植物が生い茂っており、全く見えない状態だった。
廃墟に行って常々思うけど、植物ってヤツは本当にすごい。

ゴンドラの乙原号。
一ヶ所ガラスが外れていたので、入ろうと思えば入れただろうけど、ケーブルが切れていたのでいつホームからずり落ちてもおかしくない状態。
まぁ、入りませんよね(笑)

ホームへの出入り口。
遊園地と遊園地を結ぶロープウェイ。
厳密に言うと
ラクテンチ(遊園地)→リフト→立石山駅(ココ)→船原山駅(先ほどの駅)→リフト→志高ユートピア(遊園地)
となっている。
普通に登山していてなかなかたどり着かない場所だろう。

自販機には「しだかユートピア」の文字が。
廃墟になってしまった遊園地。とっても哀愁がただよっている。
その2へ続く
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