大分県民の楽しみの場。ケーブルラクテンチ。
いわゆるB級スポットの遊園地なのだが、かつては山を2つ超えたところに志高ユートピアという遊園地があった。

こちらが志高ユートピア。
ユートピアだったりユートピヤだったり、適当だな・・・
現在は廃墟となっており、中に入ることは出来ない。
しかし、この志高ユートピアとケーブルラクテンチ。
2つの遊園地はかつてリフトとロープウェイで結ばれており、行き来することが出来たのだ。
そのロープウェイが現在も廃墟となり、山頂で眠っていると聞き、行ってみることに。

ロープウェイの山頂駅へはこちらのレストハウスから歩いていく。
この登山がまさかとんでもないものになるとはこのときのおれは思ってもみなかった・・・

グーグルアースを頼りに進んでいく。
最初はこんな道を進む。わだちがあるところを見ると、定期的に車は通っているのか?

まだまだ進む。
写真では分かりづらいが、かなり勾配がある。

しばらく進んだところでこんなものが見えてきた。
あれは一体・・・?

何やら高台のような小さな小屋があるが・・・

これはリフトの監視所だ!!
やっぱりこの道で間違っていなかったのだ!!

こちらのリフトも廃墟。
廃墟が5つも固まっているという非常に珍しい場所なのだ。


空中にぶら下がったままのリフト。
こちらはロープウェイとともに1998年に廃止された。
以来18年間。ずっとこのままなのだろう。

植物の侵攻がすごい。
18年という歳月がここまでリフトを美しくしたのか。

リフト小屋の中は電話とイスしかなかった。
監視だけでリフトの操作はしてなかったのかな。
すっげぇ退屈そう。

さて、リフト小屋を後にして進むことにしよう。
ここからは植物の勢いがすごくなってきた。

山の中にリフトの支柱が建つ。
巨大なプーリーがいくつも並んでいた。
かなり長いリフトだったらしい。

かなり急な斜面。
ここを登っていかなきゃいけないのか・・・
植物も背が高いし、メチャメチャしんどい・・・

中にはトゲトゲのついた植物もあるし、
斜面はメチャメチャ急だし・・・10月とはいえしんどい。
こりゃハードすぎる・・・

横から見るとこんな感じ。
ホントに急なんだわ。
雪が降ったらスキーが出来そうなくらい。

最後のこのポイントが一番急だった。
これは単なる斜面じゃなくてマジで崖だわ。
そしてこの崖を上りきったところにあったのは・・・

お手洗。
これがあるということは・・・

リフトの山頂駅があった!!
先ほどのリフトの続きがこれだ!!

下の方は完全に植物に覆われていた。
18年も放置してしまうとこんな状態になってしまうのか。

もはや乗ることすらかなわない。
かつてどんな人たちがここに乗ってきたのだろうか。

かつてリフトが通っていた場所には木が生えている。
18年経つとこんな状態になってしまうのか。

超巨大なプーリー。
これが動いていたら圧巻だっただろうなぁ。

リフトの操作室(?)の中は物が散乱していた。
操作パネルが無いところを見ると、操作室はここじゃなく山の麓にあったのかもしれない。

見れば見るほど絵になる廃墟。
これだけでも素晴らしいのに、この山には他にも3つの廃墟が眠っている。
早速このリフトのそばにあるロープウェイの駅を探すことにしよう。

ロープウェイまでの道もマジで獣道。
こんな竹やぶの中を突き進んでいくとそこには・・・
その2へ続く。
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