埼玉県北部。
のどかな住宅街の中に吉見百穴という場所がある。
いわゆる遺跡らしいのだが、どのようなものなのだろうか。
とっても気になったので、行ってきた!!

入場料を支払って吉見百穴へと進む。
進んだところでビックリ!!
山の中のあちこちに穴が空いている!!!
な・・・なんだこれはっ!?
レンコンの穴みたいな感じ。
穴の数は本当に多い!
百穴の名の通り、百くらいあるんじゃないのかな?

ちなみに吉見百穴のところに看板があり、説明がなされていた、
吉見百穴は史跡であり、古墳時代とかそのへんの時代のものらしい。
でも、発見されたのは200年ほど前ってのが面白い。
(正確には文献に出てきたのが200年ほど前で発見自体はされてたのかもしれないけど。)

横穴は普通の人間のサイズからすると異様に小さく、
小人族(コロボックル)の住居なのではないかと言われていたが、
実際は墓穴として死者を埋葬するためのものだったらしい。

ちなみに、この百穴の一部には天然記念物のひかりごけが自生していた。
手前から光が差し込んでいたため、発光しているのか反射しているのか分からなかったが、
写真に撮ってみると光っているのがよく分かる!

吉見百穴の下の方には太平洋戦争時代の地下軍需工場跡地があった。
建設されたのは昭和20年の初頭。
7月頃からエンジンの部品などを作っていたようだが、
本格的な生産が始まる前に終戦になってしまったようだ。
ちなみに穴を掘ったのは3000人~3500人の朝鮮人労働者。
もう二度とこのようなことがないようにしたいものだ。


内部は暗くなっており、奥の方までは閉鎖されて行くことができなかった。
通路の周りに横穴があるのはいざ攻め込まれたときに隠れる場所なんだろうけど、
こんな埼玉の片田舎にまで攻め込まれるようになったら終わりだよな。

これ以上先は進めないようになっていた。
崩落の危険もあって閉鎖されているのだが、中はかなり広いらしい。
確かに、工場として作られていたんだから広くなきゃ生産はできないよな。

さて、軍需工場は本来の目的ではないので、
そろそろ古墳時代の百穴の遺跡を見に行くことにしよう!
階段を登って進んでいく。しかし、階段にしろ手すりにしろ最近できたものだよなぁ。
昔は山を登っていってたのか?だとしたら大変だよなぁ。


階段をどんどん登っていく。
上部の方にも至るところに穴が空いていてすごい!
下からは見えなかったけど、すごいたくさんあるんだなぁ!


階段のすぐそばに空いている穴もある。
このあたりの穴は入ることができた!

というわけで、さっそく入ってみることに。
これらの穴はかがまなければ入ることが出来ない。
内部も天井がかなり低く、ずっとかがんでいなければいけなかった。
確かに普通の人間じゃなくて小人族(コロボックル)の住居と言われるのも分かる。

内部にはベッドのようなものもあったしね。
こりゃここで人間が暮らしていたと考えても無理は無い。
遺体を安置するお墓らしいんだけど、実際のところは分からない。
本当に小人族がいないことを証明する事ができていない。
小人族がいたら面白いのになぁ~

ちなみに、ここまででかなり登ってきた。
下から見る分には全然気づかなかったけど、
大分高いところまでやってきたんだなぁ~

上の方には展望台があった。
埼玉県の北部であまり高い建物もなかったため、
かなり遠くの方まで見渡すことができた。
というわけで、吉見百穴。
古墳時代の穴で、そこまで面白いものではないのかもしれないが、
のどかな田舎でゆったりと過ごすことができた。
店名 | 吉見百穴 |
住所 | 埼玉県比企郡吉見町北吉見327 |
電話番号 | 0493-54-4541 |
料金 | 中学生以上:300円 小学生:200円 |
営業時間 | 8:30~17:00 |
定休日 | 年中無休 |
関連URL | 公式HP |
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