突然だが、みなさんは「ふれあい」と聞いて何を連想するだろうか?
大抵の人は動物園や猫カフェなどの動物やふれあい一人旅など、人との交流を連想すると思う。

そんな我々の常識を覆す建物が小平にあった。
その名もふれあい下水道館
いろんなものと触れ合ってきたおれだけど、下水道とふれあうのは初めてだぞ!?
というか、下水道とのふれあいってどういうこと!?

まぁ、要するに東京都の下水道の資料館&博物館なんですわ。
我々が普段非常にお世話になっているのにもかかわらず、
意外と知らない下水の世界を知ることが出来る。

東京都民。特に多摩地域に住む人なら誰もが勉強する玉川上水と玉川兄弟。
要するに生活用水が不足した地域に川から水を引っ張ってきたわけなんだけど、その規模がすごい!
マジで「ただの川じゃん!?」っていうような超巨大な用水を造ったんだから昔の人ってすげぇなぁ。

明治時代の下水道。
そんな昔の時代から下水が整備されていたのにビックリ!
150年以上も前の下水道が今も残ってるのもすごい。

大正11年。日本で最古の下水処理施設。
建物は変われど、ここではまだ排水処理が行なわれている。

下水処理の流れ。
ろ過や沈殿を繰り返し、なるべくきれいな水に戻してから川へ流す。
そうしないと汚染で川や海がとんでもないことになってしまう。


汚泥を利用して作った花瓶や陶器など。
レンガとかになるのは知ってたけど、こんなにきれいになるんだね。
しかし、これで陶芸をやるってことは汚泥を直接触らなきゃいけないってことか?
まさか機械で作ってるよね?

まいまいず井戸。
青梅のほうにある井戸。
水が地下深くにありすぎて、そのまま掘ると大変なため、最初は鉱山の露天掘りみたいな形で掘っていき、
その中央に井戸を作っていたようだ。

新小平駅での水害。
地下にある駅のため、当時は排水がきちんとできず、こんなことになってしまったらしい。
こりゃ復旧に時間がかかったろうなぁ。

さて、いろいろと展示を見てきたが、
この建物の名前は「ふれあい下水道館」
「ふれあい」って言ってるけど、何がふれあいなんだ?と思った方も多いと思う。
その真骨頂がこの地下5階のふれあい体験室にある!!

マンホールの中に入れる体験も出来るけど、
本当のふれあいはこんなもんじゃない、

この奥の体験コーナーにあるのだ。

細く、湿度が高めな通路を歩いていくと…

なんと下水道の中に入れちゃうのだ!!
これが「ふれあい」の真の意味!!
流石に下水を直接触れるわけにはいかないけど(笑)

轟音とともに濁った水が流れてゆく。
それがとてつもなく臭いんだわ!!
暑くはないんだけど、湿度も高くて、とりあえず不快!
しばらく撮影したり眺めてみたんだけど、たまらずエスケープ。

ちなみに入り口は厳重なドアが2重になっている。
大雨のときなんかは増水もするらしいし、万が一でも水が溢れたらと思うと恐ろしい…
というわけで、ふれあい下水道館!
メインの下水道は圧巻!みんなにとっても下水ってとても身近な存在なので、
勉強がてら一度行ってみるといいと思うぞ!
店名 | ふれあい下水道館 |
住所 | 東京都小平市上水本町1丁目25−31 |
電話番号 | 042-326-7411 |
料金 | 無料 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 月(月曜が祝日のときは翌日)・年末年始 |
関連URL | 公式HP |
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