戸田御浜岬。
海水浴場や釣りスポットもあるこの岬の先端にこんな場所がある。
戸田造船資料館&駿河湾深海生物館。
幕末にロシアの船が条約を締結するために入港したのだが、
下田で嵐に遭い、駿河湾で船が沈んでしまった。
そのため、ロシアの大使たちが帰国するため、この戸田で船の製造を行なったのだ。
この建物は造船資料館と駿河湾深海生物館の2つに分かれている。
造船資料館は撮影禁止だったので、深海生物館のほうをメインに紹介する。
昔の漁具などが並ぶ。
雲見くじら館と同じような感じだが、それ以上に種類が豊富。
昔のエギとかルアーとか、当時もこんなの使ってたんだね。
更に渡り廊下を渡って奥へ進むと深海生物の剥製や標本が展示されていた。
かなり静かで、お客さんとか普段来てるのかな?(笑)
サケガシラ
非常に稀な存在で、200m以上の深海に生息している。
ちなみに、駿河湾は日本で最も深い海である。
タカアシガニ
戸田はタカアシガニが有名。
世界最大級のカニで、非常に美味なようだ。
食べてみたいが、一匹15000円くらいする。気軽には食べれないなぁ~
タカアシガニは正常位で交尾する。
実は正常位で交尾する動物ってあんまりいない。
甲殻類と一部の霊長類、イルカやクジラのみ。
・・・ってどうでもいい知識だよね(笑)
タカアシガニの成長歴。
一番下のサイズになるまで200日くらいかかる。
途中で外敵に食べられてしまう個体もいるだろうし、
大人の大きさになるまでどのくらい生き残るのだろうか。
カニの標本がたくさん並ぶ。
カニは大本をたどればクモの仲間らしい。
確かにそういわれて見ればそう見える。
タランチュラの中身とかカニ味噌に似てるらしいが、
さすがに食べるには抵抗があるな(笑)
貝の標本。
貝といえば、伊豆大島のぱれらめ~るが思い浮かぶ。
いずれにせよ、地味なんだなぁ(笑)
エビの標本。
あ~、標本などにせず、食べてしまいたい(笑)
ミツクリエナガチョウチンアンコウ
こいつはメス。オスはシラスのような小ささで、
メスのお腹に寄生している。繁殖のときにしかオスとしての役目を果たさない。
出会うことすら難しい深海ならではの進化の仕方らしい。
深海のサメやエイ、アンコウなど。
駿河湾にはこんな魚たちがいるのか。
流石は日本一深い海だ!
というわけで、戸田造船資料館&駿河湾深海生物館。
写真NGのエリアもあり、すべてを紹介しきれなかったので、
ぜひ自分の目で見てもらいたいものである。
店名 | 戸田造船郷土資料博物館 |
住所 | 沼津市戸田2710-1 |
電話番号 | 0558-94-2384 |
料金 | 大人200円 小中学生100円 |
営業時間 | 9:00-16:30 |
定休日 | 水曜日・祝日の翌日・年末年始 |
関連URL | 公式HP |
コメント