2014年4月。昭和館に行ってきた。
昭和館は九段下駅から徒歩3分。
アクセスも良く、昭和レトロ好きとしてはぜひとも行きたかったところ。
この日は4月29日の昭和の日だったので、入館料0円だった!なんとも嬉しい偶然!
博物館ということで、館内は撮影禁止。
前半は戦時中の生活について。
戦争が始まり、男性は徴兵されることとなった。
臨時召集令状などが展示されていた。いわゆる赤紙と呼ばれるもの。
これが来たら戦地へ赴かねばならない。
当時は戦地へ行きたくはないがためにわざと指を切り落としたり、
醤油を一杯飲んだりした人もいたらしい。
当時の家具や家電製品など、暮らしに関するものも展示してあった。
金属回収令が出たため、陶製のアイロンなど、代用品がたくさんあった。
また、この頃から戦争・神国教育が進んでいった。
愛国かるたや、軍隊将棋など、子どもの遊具にまで軍事色が現れていた。
防火用水槽や灯火管制用のライトなど、戦時下のグッズもたくさんあったぞ。
この中で面白かったのが、防空壕体験機。
狭いスペースの中に入って遠くから空襲警報が響き、飛行機の音が近づいてくる。
しばらくすると轟音と振動が体験できる。
これが実際の空襲の場面だとするととてつもない恐怖だったろう。
その後は1つ下の階へ降り、敗戦後の日本の生活が紹介されていた。
戦後、日本は徐々に復興していき、
家電製品や生活用品などもどんどん発展していった。
最後に、手で触ったり体験できるコーナーがあった。
ここは撮影がOKだった。
当時の生活用品や、本など。
昭和レトロ商品博物館などで当時の本を触る機会が何回かあったが、
当時の本ってなんであんなにいいセンスしてるんだろう?
現代人には出せないセンスだと思う。
水道が普及する前の井戸水汲み体験。
バケツの重さは水の重さと同等。
試しに持ってみたが、かなり重かった。
実際は水が左右に揺れ、もっと持ちづらいんだろうなぁ。
最後に、当時の服を着れるコーナーがあったので、
同行者に着てもらった。ハロウィンとかで着たいけど、いろいろヤバそう(笑)
もちろん、おれも着てみることに。
これは夏服ではないんだろうけど、メチャメチャ暑くて重かった。
確かに、銃弾とか爆発により生じる破片からある程度身を守るには厚手の服がいいだろうけど、
これを着て戦地を動き回る兵隊さんは大変だなぁ・・・
というわけで、昭和館。
在りし日の昭和の暮らしがよく分かる。
そして展示品も可能な限りレプリカを使わず、実物を使っているのも嬉しいところ。
昭和・太平洋戦争に興味のある人は行ってみては?
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