鹿児島の南部。
開聞岳という標高900mほどの山がある。
その周りをぐるっと回る道があり、その途中に開聞トンネルというトンネルがある。
実はそのトンネルの周囲に戦時中の野戦病院があったり、自殺の名所の林があったりといった噂があり、
女性の霊が出たり、後部座席が濡れていたりといった霊現象の体験談もある。

というわけで、実際に行ってみることに!!
開聞山麓自然公園の脇にひっそりとあるトンネル。
こりゃ知ってる人しか通らないだろうな。

しかしこの開聞トンネル、今までの心霊トンネルとは異なり現役のトンネル。
車で通ることも可能だ。というわけで、車のまま進むことにする。

なんだかアクセルが重い気が・・・徐行しているとは言え、いつもよりもスピードが出ない。
ライトを点けるとこんな感じ。
かなり長いトンネルで、更にカーブもしており相当暗い雰囲気。

更にライトを消すとこんな感じ。
天井に穴が空いており、そこから自然光が入る造りとなっている。

この天井の穴もいわくつき。
女性が上から覗いていることがあるらしい。
その顔を見てしまうと帰りに事故に逢うんだとか。
チラチラ見てみたが、女性は見えなかった。

やはりアクセルが重い。
クリープ現象もいつもより起こりづらい気がする。
なにやら見えざる力が奥へと進むのを阻んでいるとでもいうのだろうか。

トンネルは更にカーブしている。
そしてメチャメチャ長い。歩いて通ろうと思ったら15分くらいかかるんじゃないか?

トンネルは非常に狭く、車が1台通るのがやっと。
そのため、要所要所ですれ違えるようにスペースが用意されている。
この微妙に広い空間もなんだか薄気味悪い空間だ。

トンネルの出口。
なぜか鉄骨のアーチになっていて、上が植物で覆われていた。
ここもコンクリをかぶせてトンネルを作る予定だったのか?

アーチを抜けたところにもトンネルがあった。
開聞トンネルは南北に2つのトンネルが存在している。
こちらのトンネルにも入ってみよう。というかUターンするスペースが無いので入らざるを得ない。

こちらのトンネルもカーブしているため、奥が見えないが、1つ目のトンネルと比べると長さはそこまでない。
しかし、こちらも相変わらずアクセルが重い。

出口を抜けたところ。
そこでちょうど後ろから地元の方の軽トラがやってきた。
どうやら地元の方は普通に利用している道路のようだ。
ちなみに、野戦病院があったというのはガセネタらしい。
国立病院赤痢病棟があったとも言われているが、真相は定かではない。
とりあえず、昼間はそんなに気味悪さは感じなかったけど、夜来たらまた違って見えるのかも。

さて、こちらがトンネルの反対側(中央の青いのとかはガラスに反射したカーステレオ)
いざトンネルを引き返してみると・・・
あれ・・・?
アクセルがめちゃめちゃ軽い・・・
んー・・・?
あーーっ!!!
どうやらアクセルが重かったのは上り坂だったからみたい。
トンネルの中だと勾配って分からなくなるからね。
帰り道はスラスラと進むことが出来たよ。
というわけで、開聞トンネルでした。
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