その1の続き
前回まではロープウェイに通ずるリフトを紹介したが、その山頂駅から3分くらい歩いたところに・・・

ロープウェイの駅舎があった!!こちらは船原山駅。
見つけた瞬間テンションが上がりまくり!!
さっそく近づいていく。

この駅舎にはいまだにゴンドラが眠っている。
ロープウェイの廃墟はいくつか行ったが、ゴンドラが残っているのは奥多摩湖ロープウェイ以来だ。

自販機はボロボロになっていた。
かつてはどんなジュースが売られていたのだろう。
これだけガチの登山した後だから、ジュースが飲みたかった(笑)

ホームの先に降りてみた。
こちらから駅舎を眺めてみる。
屋根の左側は飛んでしまったのだろうか。

反対側の駅舎を眺める。
奥に見えるのは別府の街と別府湾だ。
非常に眺めがいい場所にある。
ちょっとズームして見てみると・・・

写真の中央部あたりに対岸の駅舎の屋根が見える。
・・・ということはあそこまで歩かなきゃいけないのか・・・

再びゴンドラを眺める。
植物の絡み具合といい、ガラスの曇り具合といい、廃れの全てが素晴らしい。
ホントにハァハァしてしまう廃墟だ。

ロープウェイの中には無線マイクがぶら下がっていた。
かつては添乗員がいて色々景色の紹介をしてくれたのだろうか。

駅の事務所の中。
操作板などは無かったので、対岸の立石山駅にあるのだろう。

ここはマイナーな廃墟なためか、残留物が非常に多い!!
閉鎖された遊園地のパンフレットなどが机の上にたくさんあった。

ロープウェイの耐加重らしいが、おそらく400kgというのはゴンドラの重さかな。
大人20名で400kgで済むわけがないもんね。

ユートピア園内の内線電話の番号。
こうしてみると色んなアトラクションがあったんだな。
「ぞうえん」ってのは「象園」か「造園」か?

ケーブルラクテンチの園内案内図を見ると、今の遊園地とは大分異なり、
遊園地スペースもある動物園みたいな感じだったみたい。
ゴリラ、ライオン、シロクマまでいたようだ。

ロープウェイの待合室。
ここでロープウェイが来るのを待っていたのだろう。

裏側から見るとこんな状態。
もはやロープウェイは二度と動かない。
待つ必要も無いのだろう。

道具置き場らしい場所。
こちらもボロボロの状態。

改札口の看板。
このペンキのフォントの感じといい、柱のペンキの剥げ具合といい・・
マジで最高すぎる・・・この廃墟!!

さて、2階へと登ってみることにしよう。
こんなところに無造作にプーリーが放置されているのも廃墟ならでは。

しかし、階段はボロボロ。一箇所に体重をかけすぎないように一歩一歩を注意して進む。
マジで怖かった・・・

2階に来てまず目にするのがこちらのプーリー。
ロープウェイの巨大なロープを巻き取っていた。

当たり前だがプーリーは左右に2つずつある。
動いていたら大迫力だったことだろう。

こちら側のプーリーの下は床が抜けていた。
うっかり落ちてしまわないように注意して進む。
というか、帰ってから気づいたけど、ここが抜けてたってことはおれが歩いてた場所もいつ抜けてもおかしくなかったってことか・・・


上からゴンドラを眺める。
鉄骨の上を歩く勇気は無かった・・・

後ろの方を眺める。プーリーがたくさん。
これで力を分散させているのだろう。

最後にゴンドラを堪能してこの場所を後にする。
この後、対岸の立石山駅まで行くのだが、その道が死ぬほどの山道だった・・・
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