その1の続き

村の中央にある通路。
これを再び下っていく。

村の入り口にあった家。
家の周りにも残留物が散らかっていた。
これだけ家の外にあるのも不自然だから、ひょっとしたら不法投棄とかも含まれてるのかもしれない。

こちらも天井がボロボロ。
内部には入れないような状態になっていた。

床下から生えてきた植物。
ここが廃村になってから約30年。
時間の経過がうかがえる。

ここに住んでた人はかなりの飲んべえだったようだ。
焼酎の空きボトルが大量に落ちていた。

天井が崩落した状態。
築何年くらいだったのだろうか。

倉庫のような場所。
わだちがあるところから、車庫だったのかな?
落石や土砂崩れも多く車で来るのも大変だろうが、徒歩も無茶な話だろうからな。

このあたりが台所。
水も美味しかったんだろうな。
どんなご飯を作っていたのだろう。

さらに奥にあった家。
こちらはかなり保存状態が良かった。


床は全部無く、骨組みだけになっていた。
廃村になる際に市が市営住宅を用意した。
その際、家の畳をすべて上げて住めない状態にすることが移住の条件だったようだ。

確かに住めない状態にはなるが、自分の家がこのような状態になるのもかなり辛いものがあるだろう。
解体されるわけでもなく、だんだんと朽ち果ててボロボロになっていくのを見てかつての村人は何を思うか・・・

掘りゴタツの跡。
かなり立派な家だったのだろう。

このあたりが台所。
棚とかも無かったし、残留物も少なかったのだが、移住の際に持っていったのかな。

ちなみにこの家はハトの住処になっていた。
家に入った途端に何羽も飛び立っていった。
人のいなくなった家は動物にとっては格好の住処だろう。

この家の屋根はこんな感じに植物が生い茂っていた。
廃墟とは人工物と自然の融合。

古い炊飯ジャー。
周りのイラストのデザインがなんとも昭和チックで素晴らしい。

最後に一番下にあった家。
こちらも屋根が崩壊しかけていた。

こちらも畳がなく、床は骨組みだけ。
他の家と比べるとかなり広い家だった。

ガラス棚。フィルムと書かれていたのを見ると、カメラが好きな人だったのかな?
デジカメも無い時代、カメラは今ほど手軽では無かっただろう。

こちらもこの家にあった残留物。
これは一体なんだろう?

お皿や缶や靴。
子ども用の靴があったが、その子どもは今何歳くらいなんだろう?

縁側もボロボロだった。
というわけで、廃村・寒川。
この村は今もここでこのまま朽ちていくのだろう。
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