東京都東大和市の中にある都立東大和公園。
そんな公園の中に柵で囲まれたこんな建物がある。
この建物は旧日立航空機(株)の立川工場変電所。
航空機のエンジンを生産する軍需工場の電気を送電する施設である。
このへんの電線とかが変電所の跡なんだろう。
変電所とは発電所で作られた電気の電圧などを変換する施設。
この建物は昭和20年２月の空襲で機銃掃射を受けた。
今でもその痕跡が残っているらしい。
隣接していた工場は大破してしまったらしい。
今では工場は残っていない。
この建物は内部の機械類は新しくされつつ、1993年まで使用されていたらしい。
つい最近まで使用されていたことにビックリ！・・・と思ったが、22年前ってつい最近でもないのか。
正面側に回ってみたところ。
壁中に穴ぼこが空いていた。これが機銃で撃たれた跡なんだろう。
空襲のときにこの建物の中にいたらと思うと生きた心地しなかったろうな･･･
変電所は現在ふさがれていて内部に入ることは出来ないが、
不定期に開催される市のイベントの際に内部に入ることが出来るらしい。
中の様子を見てみたいなぁ～
機銃掃射の跡。
こんなになるほど撃たれるって･･･狙われたら絶対逃げられないじゃん。
戦争ってホントに怖いなぁ。
この辺りって東京の中でも比較的のどかな場所。
そんな場所まで空襲されちゃうくらいだったんだから、
昭和20年の２月の段階でももう末期だったんだな。
敷地内には慰霊碑があった。
この工場の空襲で亡くなった方もたくさんいたようだ。
変電所のそばにはプロペラが置いてあった。
当時この工場で作られていた航空機のプロペラかな？
旧日立航空機(株)立川工場変電所。
戦争の跡を残す貴重な建物。
二度と戦争が起こらないことを願ってここを後にした。
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