オーナーである沢田夫妻が手作りにて作ったマンション。
その名も沢田マンション。
増築に増築を繰り返しており、なんとも奇妙な造りとなっている。

そんな沢田マンションは高知駅からも自転車で行けるくらい近い。
部屋は2万円~5万円くらい。うーむ、住みたい…!

今回はオーナーさんに許可を取り、見学を行う。
居住している方もいるプライベートな空間なので、
無断での侵入&撮影はやめよう。
今回は都合が合わずダメだったが、いつもなら住人の方が有志で案内をしてくれるらしい。
住人同士のつながりが強いのもこのマンションの良いところ!

1階のギャラリー
いろいろな落書きが壁に描かれていた。
妙に上手なものから、ちょっとHなものまで様々!

地下の駐車場へのスロープ。
駐車の難易度高そう!軽自動車でも入るのは大変そうだ。

ちなみに上の方にもスロープが通っている。
3階までは自転車やバイクなどでも行くことができる。

ちなみに中央を通っているこの鉄柵。
最初は何か分からなかったが…

実はエレベーター!
こんなに外から丸見えな状態で稼働している。
中は広く、ベンチも設置されている。

この沢田マンションのすごいところは、なんとオーナー夫妻が手造りで造ったこと。
建築の知識など一切ないところから、全てを行なったのだ。
当時は基準などもゆるい時代だったんだろうなぁ。

沢田マンションにはテナントも入っている。
先ほども書いたが、住人同士のネットワークがすごい。

3階には良心市があって、
住人の人の手作り石鹸が置いてあった。
買えば良かったなぁ~


沢田マンションの裏手。
車が止まっている。ここまで車を持ってくのはいいけど、
バックで降りるのはすごい難しそう…

マンションの内部。
なんとも落ち着いた空間。
こんなステキな部屋に2~5万円で住めるなんて素晴らしい!

上からスロープを見たところ。
こんなところを自動車で運転するのは怖すぎる!

2階にはコインランドリーがある。
前日は雨だったので、この日は大量の洗濯物が干されている。

ちなみに表の見学は3階まで。
4階以降は裏手のスロープを登って上の階へ行く。

自転車置き場。
ここまで自転車で上がるのは大変そうだ。
1階に自転車置き場を作ればよかったのに(笑)


3階の裏手。
北側にあるため、明るくするためにこのような床にしたらしい。
高所恐怖症の人にはちょっと怖いかも。

裏手のスロープをどんどん登っていく。
よく考えたらスロープがあるということはここまで車で来ることができるのか!
恐るべし、沢田マンション!!!


裏手はコケとかも生えてしまっているが、それもご愛嬌。
この沢田マンション、設計図も無しにどんどん作られていったそうだ。
オーナーは「設計図は頭の中にある」との名言を放ったそうな。

5階にはテラスがあり、池があった。
池が欲しいからって、こんなところに作っちゃうのがすげー!

ちゃんと岩も組んでますよ。
確かに資材を運ぶことを考えたら、
スロープとエレベーターは必要だな。

池には鯉が泳いでおり、真ん中には小さい島もあった。
これは確かに楽しいかもしれない(笑)

小さな滑り台もあった。
確かに沢田マンションには家族連れも多い。
子供たちのこともしっかりと考えられている。

エレベーターの上部。
こんなところまで上がることができるんだねぇ。
よくもまぁ、こんなすごいものを作ったもんだ。

ちなみにエレベーターを上から見たところ。
これは怖い・・・

5階はオーナーの部屋。資材置き場になっていた。
まさかまだまだ増築するつもりか!?

建築用のクレーン。
これがあるってことはやっぱりまだまだ増築する気なのかな。
施工から40年以上経ってもまだまだ完成途中なんだね。

初代オーナーの娘&息子も建設を手伝っていたらしい。
当時小学生の娘にブルドーザーなどを運転させていた。
今では信じられんな…

初代オーナーの死後は大幅な増築などはせず、
現在では補修以外ではあまり重機は使われていないらしい。

入口にあった巨大なエンジン。
こんなのが動いていたかと思うと大迫力!

こんな素敵なマンションが2~5万で住むことができる。
高知県民はぜひ住んでもらいたい(笑)

というわけで、沢田マンション。
本当に見所万点のステキなマンションであった。
ここには数多くの物語が詰まっている。
店名 | 沢田マンション |
住所 | 高知県高知市薊野北町1−10−3 |
電話番号 | 空き室情報:090-3988-8568 見学の問い合わせ:090-5270-2649 |
営業時間 | - |
定休日 | - |
関連URL | 公式instagram |
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