雲見くじら館は昭和レトロな展示がたくさん!レトロ好きにはたまらない!(13/12/28)

博物館

西伊豆にある小さな港町、雲見。
1977年に湾内にセミクジラが迷い込み、翌日死亡した。

死亡したクジラは世界でも有数の貴重な個体ということで、
ここに骨格標本を展示する博物館を建てた。

来館者の減少で2010年に一度閉館したが、
その4ヶ月後に再開した。

貴重なクジラの骨格ということで、今回行ってみることにした。

こちらがくじら館。
3階建てで、斜面に対して建てられており、3階から入館することができる。
展示室は2階だが、1階は今は使用されていないようだ。

ちなみに、外には無料の足湯があるが、シーズンは春~秋。
12月に訪問したときは凍るような冷水だった。

くじら館は海の目の前にある。
正面に見える防波堤は先程まで釣りをしていたところ。

入館料は大人100円、小人50円。
どう見ても大人300円、小人200円を上書きした跡がある。
売店も1Fから3Fに変更されたらしい。
もうちょっといい上書き方法があると思うが、何もガムテープで止めなくても(笑)

受付に行くと、オバちゃんが一緒に2階の展示室に降りて電気をつけてくれた。
そして、「出るときは電気を消してってくださ~い」と。
ゆるすぎるなぁ~、どこまでエコなんだ(笑)

そして、くじら館に入館。
中央にはセミクジラの骨格標本が展示してある。
なんとも大きな骨格標本だ!!

くじらのひげバネの製作工程。
くじらのひげは浄瑠璃人形の中に仕込むバネとして使われていた。

工程の[2]と[3]のくじらのヒゲが落ちているのだが、
この展示のゆるさがイイ(笑)

昔の雲見や西伊豆の様子。
波勝崎苑のサルたちもいる。

漁具などの資料

古き良き昭和の漁具。そのほとんどが木で出来ている。

貝を獲ったりなどの漁に使われる潜水具。
伊豆大島の貝の博物館ぱれらめーるにもあった品。

昭和29年のマーシャル諸島で取れた白皮カジキのハス
「このくちばしで木造船を浸水させることがある」と書いてある。
こいつに突き刺されて船底に穴が空いたら怖いだろうな…

説明書きでは鳥貝とあるが、
どう考えてもサメみたいな魚の歯だよな、これ?(笑)

右にあるやつと説明文がごっちゃになった?

クジラの用途とクジラの種類

その説明の全てが手書きなのがいい感じ。
昭和っぽい展示だけど温かみがあるよね。

くじらの進化図

くじらって7000万年前にネズミみたいな生き物から進化したんだね。
今では全く面影がない。

ウミガメの剥製標本

雲見海岸ではウミガメの産卵も見ることができるぞ。

くじらの大きさ比較

シャチってバス並みに大きいんだね。
アフリカゾウよりも大きいなんてびっくり!

雲見沖で獲れたタカアシガニ。
駿河湾は日本一深い湾。新海の生物がかなり多く漁れる。

大きな包丁やのこぎり。
くじらを解体するために使う。

実際に解体する場面は迫力なんだろうなぁ。
千葉の方に行けば今でも見れるらしい。

港に迷い込んだセミクジラ。
小さな港町にとって招かれざる客の来訪は大ニュースとなったことだろう。
何よりも驚くべきは写真で見る限り、港の風景が全く変化していないこと。
いい意味で時間が止まった町なんだなぁ。

くじらの埋没作業風景

骨格標本をきれいに取り出すためにクジラの身を一旦土の中に埋める。
さすがに身体全体を埋めるにはクレーン並の重機が必要になるので、
ある程度身は切り落としたようだ。

くじらの解体もかなりの迫力。
このセミクジラが雲見に迷い込んだ1977年は商業捕鯨が盛んに行われていた時代。
解体したくじらは食べたのだろうか。

骨から身を切り落とす作業

普通に砂浜の上でやっているけど、砂がつかないのかな?と思ったが、
冷静に考えると、コンクリの港の上に運ぶ方法がなかったのか。

港から逃れで出ようとするセミクジラ

なぜこの港に迷い込んだのか。それは誰にも分からない。
調子に乗って浅瀬に来たら出れなくなってしまったのだろうか?

骨を取り出したところ

なんともきれいに骨だけ残るもんだ!
化石の発掘みたい。

クジラの生殖器(上)と眼球(下)が保存されていた。

どうでもいいけど、建物の中にずっと同じ音声案内がループで流れていて、
「クジラのおち○ち○が保存されて…」ってずっとループされていた。

「生殖器」って言えばいいのに、
なぜ「おち○ち○」ってチョイスにしたんだろう?(笑)

クジラを仕留めるためのモリ

太さといい、返しの鋭さといい、凄まじい。
こんなのを身体に何本も打ち込んでクジラを仕留める。

このくじらは仕留められたわけでなく、港に迷い込んで息絶えた。
彼は何を思っていたのだろう。

くじらの潮吹きの形

潮吹きの形を見ればどのクジラか見分けることができる。
まぁ、そんな場面に出くわす機会なんて滅多にないだろうけどね。

スピード比べ(1時間に進む距離)

くじらやマグロは別だと思うが、チーターなんかは瞬発力はあるが、持久力はない。
1時間走り続けるなんてのは不可能だろう。

実は人間のマラソンみたいに走り続けるって動物では珍しいことらしい。

伊勢エビの剥製

西伊豆の海は海産物も豊富。
雲見でも食べることができるぞ。

見れば見るほど迫力のある標本。
骨を順番通りに並べて展示用に天井から吊るすのも大変だったろうな。
背骨だけ見ると恐竜のようにも見える。

ちなみに、雲見は「とんび」というドラマのロケ地になっており、
ここぞとばかりに宣伝されていた。
懐かしのブラウン管テレビではロケに関するVTRが流れていたが、
これももちろんセルフサービス。DVDの再生方法がテレビの下に貼られていた。

というわけで、部屋の電気を消して我々は雲見くじら館を後にした。
小規模ながら、なかなか見所満点で楽しかった。

漁村の漁具やくじら漁の展示だけではなかなか集客も難しいかもしれないが、
頑張って続けて行ってもらいたいものである。

 店名雲見くじら館
 住所静岡県賀茂郡松崎町雲見387
 電話番号0558-45-0844
 料金大人100円 小人50円
 営業時間夏季 9:00-16:30 
閑散期 10:00-15:00
 定休日月曜日・水曜日
 関連URL公式HP

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