消防博物館では消防の歴史を知れる!災害の怖さを実感できる!(13/12/1) その2

博物館
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その1の続き

こちらも明治期の制服。
軍服にも通じるものがある。

こちらは手動のポンプ。
江戸時代のものとほとんど変わっていない。

関東大震災の様子

大正12年に起きた大災害、木造の建物はあっという間に炎に包まれ、
10万人以上の人がなくなるといった未曾有の災害となった。

当時の火の見櫓と消防署の様子

火の見櫓で火災を探すあたりがあまり江戸時代と変わっていない。

当時のポンプ

自動車などなかった時代、手押しでポンプを引いていった。

大正2年の火災訓練・救助訓練の様子

およそ100年前の写真だが、こうしてみると現代と全然変わっていないような気がするなぁ。

こちらもまた別の新聞コーナー
関東大震災の様子が記されている。

関東大震災による火災の様子。
地震による揺れよりもむしろ火災の方が被害が甚大だった。

貴重な関東大震災当時のカラー写真

おそらく、モノクロ写真に着色したのだろう。
このおよそ30年後には空襲で再び焼土と化した。
よくもここまで復活したもんだ。

火災報知器と火災報知器の受信機

ボタンが押されると左の装置が働き、通報場所が受信されるようになっている。
大正9年に既にこんなシステムがあったことに驚きだ。

大正期~昭和初期の火災訓練の様子

消防車やはしご車なども登場している。
はしご車があるのを見ると、近代的なビルも多くなったのだろう。

昭和時代の新聞コーナー

このあたりの新聞は非常に興味深い。
太平洋戦争の様子が記されている。

金閣寺の放火事件

こちらは戦後すぐのもの。
残念ながら、文字が潰れていて全てを読むことはできなかった。

近代的なビルの火災の様子。
こういったビルは一度火がついてしまうとタチが悪い。

火の用心の看板

昔の看板って今の人には出せないセンスがあるよね。
昭和2年までは番号が112番だったが、119番に改められたため、そのお知らせらしい。

戦時中に使用された防火弾と、手榴弾型消化器。
どちらも火元に投げつけて使用したらしい、
なんだかおれのなかの中二心がくすぐられるぞ!

関東防火デーの運動の様子。
当時の防火運動はどのように行われていたのだろう?

日の丸の寄せ書き

大和魂と書かれているあたりが、戦時中って感じがする。

戦時中の防火用具

これらは戦地で使われていたのかな?

ピストル型消化器

引き金を引き消火薬を発射する。
こんなのが消化器の代わりに建物に置いてあったら、使いたくなってしまう(笑)

防毒マスク

空襲に備えて一般家庭でも使用されていた。
火災で恐ろしいのが不完全燃焼による一酸化炭素の発生。

こちらも当時の防火のポスター。
町内の掲示板や、団地の掲示板などに貼られているイメージがある。

近代の防火服

こちらは最近も使われているもの。

こちらはドレーゲル式酸素呼吸器

まぁ要するに酸素ボンベ。1951年頃に使われていたもの。

こちらは2輪の消防車。
1976年まで使用されていた。

交通渋滞に対応するために作られたもので、
いち早く火災現場に駆けつけることができたが、
背中に消化器を2本積んでいるだけ。役に立ったのか?

こちらは3階。
このフロアでは現代の消防の様子を知ることができる。
しかし、なんだか途端に子供向けになったぞ。

現代の制服や、ラッパ

あまりこれを着ている様子を見たことがない。

こちらは、火災に限らずいろいろな災害を知ることができる。
地震、雷、火事…親父はなかった。

現代の消防グッズ

あまり実際の場面で使われているのは見たことがないが、
確かに見ないに越したことはないよな。

消防車、照明者、消防船など。

手元にボタンがあって、可動部が動く。

1階にもある消防ヘリ。
こちらは切り取られたレプリカで、乗ることもできる。

これらは現代も自衛隊などで使われている道具。
倒木や、がれきなどを除去するのに使用する。

こちらは今まさに東北や伊豆大島で行なわれているガレキ除去の様子。
一日も早く復興するように祈っている。

最後に、入口では防災グッズが売られていた。
非常食など、買っておいて損はないぞ。

スマートホーンも売られていた。
確かにこれはスマートだ(笑)

というわけで、消防博物館。
地下鉄の駅から直接アクセスすることもできるし、
消防の歴史について深く知ることができる。
一度行ってみて損はないぞ!

 店名消防博物館
 住所東京都新宿区四谷3丁目10番
 電話番号03-3353-9119
 料金無料
 営業時間9時~17時
 定休日毎週月曜日(月曜が祝日の場合翌日)、年末年始
 関連URL公式HP

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