消防博物館では消防の歴史を知れる!災害の怖さを実感できる!(13/12/1) その1

博物館
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2013年冬。
だいぶ乾燥する季節になってきたが、
みなさんは防災対策はばっちりだろうか?

東日本大震災しかり、伊豆大島の土砂災害しかり、
いつ何が起こらないのが現状。

ならば普段からしっかりと備えておこうではないか。

というわけで、こんな場所へ行ってきた。
その名も消防博物館
主に火災だが、いろいろな災害について、また、消防の歴史について学ぶことができる。
今回は真面目にお勉強といこう。

入口では早速はしご車の実物がお出迎え。
実際に消防隊員の服を着て記念撮影をすることができる。
右のほうに男の子が写っているが、ちゃんと子供用サイズもある。
ここに行った方は記念にいかが?

大正時代~昭和初期の消防車。

昭和28年まで使われていた。
海外から輸入されたもので、当時としては最先端の車。
オープンカーなのが雨の時大変そう。

はしご車

こちらもかなり古いタイプのもので、
大正末期~昭和中期まで使われていた。

当時は近代的な建築物が次々と建てられたため、
はしご車も需要が出てきたのだろう。

アーレンスフォックス

こちらも大正末期~昭和初期の車。
この車は実際に乗ることができる。

この時代の車はモダンなものが多いなぁ。
前方にポンプがある最新型だったそうな。

救急車にも乗ることができる。
怪我や急病にでもならない限り、なかなか乗ることはない。

先程までは地下1階の展示スペース。
この写真は1階に上がってきたところ。
消防ヘリも展示されている。

消防ヘリってこんなにガラス張りなんだね。
高所恐怖症の人は絶対に乗れないだろうな・・・

まといが展示されていた。
これは江戸時代に使われていた目印。

当時は家を破壊して延焼を防ぐしかなすすべがなかったため、
壊す家の目印としてこれが高く掲げられていた。

明治時代の消防馬車。
蒸気式のポンプってのがまたいい。
馬って火災を怖がらないのかな?

さて、地下1階から1階まではあらかた見終わったので、次に進む。
6階から降りてくることにしよう。

6階の企画展示室ではロープワーク講習が行われていた。
早速やらせてもらうことに。

写真はもやい結び。
身体に巻きつけても締め付けられることがない結び方。

5階は江戸時代の消防コーナー。
先ほどのまといが並んでいる。
まといは地域ごとにいろいろな形があった。
市章のようなものか。

江戸時代の東京の地図。

震災・空襲で焼けたとはいえ、残っているところは残っている。
不忍池なんかもちゃんと載っていたぞ。

江戸時代の防火用具

火を消すためのポンプや水汲みの桶など。
どれくらい役に立ったのだろうか。

江戸時代の羽織

ある程度は耐火服としての役割もあるらしい。

江戸三大大火の様子が記されている。

明歴の大火、目黒行人坂の大火、丙寅の大火

火災を消す手段もなかったこの時代、合わせて10万人以上の人が亡くなっている。

火災の発見には火の見櫓が役に立った。
目視で火災を発見する。なんとも原始的な方法。
高い建物などなかったからこそ可能だったであろう。

当時の様子の模型。
火災が広がらないように建物を破壊する。
なんとも原始的な方法。屋根の上に乗る人は怖かっただろうなぁ。

4階は明治~昭和時代の消防の様子が紹介されていた。
まずは明治時代の消防士。

こちらは日本初の駅。新橋駅の模型。
近代的な発明が発展するとともに火災のリスクもいろいろなところで増えてくる。
今やサラリーマンの聖地、新橋も開業当初はこんな状態だったようだ。

当時の新聞が紹介されていた。
これはテンションが上がるぞ!!

吉原遊郭の火災の様子が記されていた。
「吉原炎上」という映画にもなった有名な出来事。

蒸気ポンプ

川の水などを汲み上げる装置だろう。
明治期になってようやく近代的な火災装置が登場した。

100人乗っても大丈夫…じゃなくて
明治15年の消防第4分署の集合写真。
無理やりにでも全員を写真に収めたかったのかな?(笑)

当時の防火服

江戸時代のものと比べると近代的。
この格好でどのくらい耐えられるものなのだろう。

消防隊のラッパ

最近のラッパと比べると随分シンプルな作りをしている。
指で押さえるところがないが、音階などは作れたのか?

当時の消防署と蒸気ポンプ

燃えやすいかもしれないけど、やっぱり木造っていいよな。
近代建築にはない味がある。

蒸気ポンプ

配線とか機械がむき出しなのがカッコイイ!!
こいつが動いてたらかなりの迫力だったろうなぁ。

当時の訓練の様子。
昭和時代と比べると、機械が最新化されているし、制服も動きやすくなっている。

その2へ続く

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