中央本線の廃止になった区間、橋の周辺を歩いてみた!(09.2.11)

廃墟

中央本線

高尾から松本までを結ぶその線路は、
甲州・信州と東京都を結ぶ重要なルートで、
多くの人の足となっていた。

しかし、利用客が増加するに伴い、
単線だけではまかなえなくなってしまい、
複線にするために一部の単線区間が廃止となった。

今回訪問したのは長野と山梨の県境。
トンネルの多い配線区間。

まだ雪が残っている。
非常に寒い中の探索となった。

脇にあった小さな木造の建物。
鉄道時代のものであろうか。

上の鉄骨はひしゃげていた。
なぜこんなことになったのだろう?

トンネルの中は1mほど低くなっていた。
トンネルの外が埋め立てられたのか、トンネルの地面が掘られたのか…

ひょっとしたら水路として掘られたのかな。
懐中電灯を忘れてしまったので、奥へはいけず、残念…

足元はこんな状態だった。
やはり水路だったのだろうか。

トンネルの出口。
向こう側は川になっていて、橋がかかっている。

おれた柱と鉄柵。
雪の重みだろうか。

ここが橋のたもと。
少し小高い丘になっていた。

足元をよく見ると枕木が並んでいた。
ここが廃線になってからかなりの時間が経つ。

こちらが橋。
レールや枕木は撤去されている。

橋の下の方。
道路が通り、川が流れている。

こちらが先ほどのトンネルの方。
誰でも来れる状態になっていた。

なんとなく線路があったことが分かる。
ここからの景色は良さそう。

橋の上は危険なので立ち入り禁止。
柵の隙間から撮影することに。

こんな細い橋が何トンもある電車を支えていたのが驚き。
当時は蒸気機関車も走っていたのだろう。

このあたりはトンネルや橋が多い。
線路を通しづらいエリアだったのだろう。

DSC_0120

奥には新線が見える。
あちらは現役で電車が走っている。

空がとても青かった。
2月の長野は清々しい。

大して面白くもないのに写真をたくさん撮ってしまう。
ここは来てみないと伝わらないかも。

下から眺めてみた。
こうして見るとなかなか圧巻だ。

場所を移してこちらは橋の先のトンネルの向こう側。
グラウンドのそばに普通にある。

トンネルの中は土砂崩れが起きていた。
もし自分が遭遇していたらと思うとゾッとする。

上の方には大きな穴が空いていた。
よくここで止まったもんだ。

トンネルの脇には枕木が並んでいた。

崩落した天井や壁のカケラ。
廃墟には危険がつきものだ。

反対側にあったトンネル。
こちらも懐中電灯がなかったので行くことができなかった。

普通に入れる状態になっているのだが、いいのだろうか?

現在日本には数多くの廃線が存在する。
在来線が便利になったことや利用者が少なくなったことなど、
様々な理由があるが、いずれにしてもなんだか寂しい気分になってしまう。

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